僕はシェアハウスに住むずんだもん。10件近くのシェアハウスを渡り歩いてきたのだ。
今回はシェアハウス未経験者に対して初期費用を解説するのだ
新生活でこれからシェアハウスに住もうかと思っている方も多いと思います。
「シェアハウスの初期費用って何が必要?」
「テラスハウスみたいなイメージがあるけどシェアハウスの家賃は安いの?」
「シェアハウスって光熱費って無料?」
など、様々な疑問が浮かぶと思います。そこでシェアハウスの初期費用・家賃相場や光熱費について、元経験者が解説したいと思います!
シェアハウスの初期費用
まずシェアハウスの初期費用について解説したいと思います。シェアハウスの家賃が高いか安いかは意見が分かれるところですが、初期費用に関しては確実に一般の賃貸物件より節約できます。
シェアハウスで必要な初期費用は以下のようなものがあります。
- 敷金
- 礼金・事務手数料
- 保証金
- 保証会社利用料
- 初月家賃
これだけ聞くと、普通の賃貸と変わらないと思う方もいるかと思います。
しかし、一般的な賃貸だと敷金・礼金がそれぞれ1〜2ヶ月程度必要になる物件が多いです。シェアハウスの場合、敷金・礼金は必要な物件と不要な物件があります。
僕は貯金20万円程度の金無し大学生の時にシェアハウスに入居できたのだ
また、礼金・資金が必要な場合でも1ヶ月程度というケースが多いので、初期費用に関しては安くなる傾向があります。また不動産会社への仲介手数料料は不要となっています。
参考文献:「シェアハウスに関する市場動向調査結果 について」 -国土交通省-
たとえば、家賃5万円のシェアハウスを契約すると、入居前に初期費用として振り込む金額としては10万円ぐらいが典型的な例です。
入居開始1ヶ月分の家賃・共益費 | 5万円 |
事務手数料(シェアハウス版の礼金) | 2万円 |
家賃保証会社の利用 | 3万円 |
合計 | 10万円 |
家賃保証会社は契約不要な物件もあります。また新規入居キャンペーンで事務手数料が安くなる場合もあります。
一般的な賃貸マンションが初期費用10万円では入居できないので、初期費用という面に関してはシェアハウスは優秀です。
ただし、シェアハウスによっては半年〜1年毎に更新料として事務手数料を支払う必要があります。長期的にシェアハウスに住もうと考えている方は更新手数料については確認しておいた方がいいでしょう。
あと、デポジット(保証金)や敷金は退去時に3万円程度がクリーニング費用として償却されるような仕組みがあるシェアハウスもあります。
大半のシェアハウスは机・椅子・ベッド・冷蔵庫などの家具・家電付きなので、引越し先で新生活のために購入するモノが少なくて済むので、総合的に判断すると初期費用は節約できます。
用意されてあるモノ | 机・椅子・ベッド・冷蔵庫・洗濯機・食器・Wi-Fiルーター |
自分で購入するモノ | シーツ・布団・歯磨きセット・シャンプーセット・スリッパ・個室用テレビ |
実は高いシェアハウスの家賃相場
シェアハウスって、共同生活だから安いと思っている方も多いと思います。しかし、残念ながらシェアハウスの家賃は住む地域のワンルームマンションの相場と同等か少し高いぐらいです。
シェアハウスの家賃相場ですが、非常にレンジが広く月3万円以下の格安物件から、月15万円以上の高級物件まで幅広いです。家賃額別の割合は以下のようになっています。
家賃 | 個室 | ドミトリー |
4万円以下 | 10% | 40% |
4〜5万円 | 25% | 23% |
5〜6万円 | 29% | 0% |
6〜7万円 | 19% | 0% |
7〜8万円 | 10% | 0% |
8〜9万円 | 1.4% | 0% |
9万円以上 | 2.9% | 0% |
都内で月々の家賃総額が3〜4万円程度の格安シェアハウスを探しているなら、ドミトリー(相部屋)になってくるでしょう。
ドミトリーはプライベート空間がないので大変なのだ…
個室だと東京23区中の山手線の外だと10〜12㎡あたりが家賃5〜6万円、山手線の内側だと7〜8万円ぐらいがボリュームゾーンです。
家賃9万円以上は高級路線のシェアハウスで都心の一等地にある大手企業やWeb系ベンチャー会社員向けのシェアハウスになります。
シェアハウスの光熱費は無料?
シェアハウスで光熱費が無料かどうか気になる方も多いと思います。
光熱費は水道代とともに共益費に含まれているケースが多いです。共益費は7,000円〜2万円程度で設定されていることが多く、マンションと比較すると家賃が安い代わりに共益費は高額になっています。
共益費は光熱費の他に以下のようなものが含まれているのが一般的です。
- 水道代
- ガス代
- トイレットペーパーなどの消耗品代
- インターネット代
- 共有スペースの清掃代
- イベント開催費
- ヘルパー代(シェアハウスの住人のバイト)
しかし、一部のシェアハウスでは個室に電力メーターが設置されていて、自室に関しては使った分だけ支払う物件もあります。
個室は冷蔵庫が完備されていたりするので電気代が0円になる月はありません。また通常の賃貸と比較すると少しだけ消費電力に対する費用が高めに設定されているので月に1,500〜3,000円程度で夏や冬にエアコン・暖房を24時間つけっぱなしにする方だと5,000円ぐらいになります。
また洗濯機や乾燥機は無料の場所と有料の場所があります。特に乾燥機は15分100円で1時間ぐらい回転させないと乾かないので部屋の光熱費が共益費に含まれるかどうかの他に、洗濯の費用が有料か無料かも確認しておくことをオススメします。
共益費が無料のシェアハウスでは個人の個室でエアコンつけっぱなしは嫌がられるので、夏や梅雨に除湿もかねて自室のエアコンを就けっぱなしにすることが禁止されているケースもあります。
共益費の相場
共益費 | 個室 | ドミトリー |
5千円以下 | 3% | 0% |
5千円〜1万円 | 35% | 27% |
1〜2万円 | 50% | 36% |
2〜3万円 | 3% | 9% |
3万円以上 | 0% | 0% |
無料 | 5% | 5% |
家賃は低いけど、その分共益費が高額な物件もあるので、シェアハウスの家賃を考える場合には、共益費を含めた合計金額を家賃として考えるようにしましょう。
シェアハウスの初期費用 まとめ
まとめなのだ
- 典型的なシェアハウスの入居初期費用は10万円ぐらい
- 礼金は不要なケースが多いが、保証金・敷金・事務手数料などが必要
- 家賃相場はワンルームマンションと同じぐらい
- 10〜12㎡で家賃5〜8万円ぐらいが都内で特に多いシェアハウスの相場
- 光熱費は無料と部屋に電力食費メーターがある場合がある
シェアハウスは初期費用の観点で言えば、安く引っ越しできるので、半年〜1年程度の短期的な仮住まいを探している方であれば、レオパレスなどよりもオススメです。
2年以上住むのであれば、共同生活に価値を見いだせる人であれば安いと感じますし、そうではない方だと高いと感じるでしょう。実際シェアハウスは高いと感じて退去していく方も多いです。
ちなみにシェアハウスの家賃を節約する方法として裏技っぽいのが、大手シェアハウス会社のオークハウスのスマート会員制度です。10〜400万円で好きな金額をオークハウスに預けておくだけで、最大月2万円以上の家賃が節約できます。いつでも預けているお金は返金してもらえるので、シェアハウスの家賃をなるべく安く抑えたい方はオークハウスでスマート会員制度を利用することを検討してみてください。