僕は40代のずんだもん。すっかりおじさんになってしまったのだ。
今でも独身でシェアハウスに住んでいるのだ
40代・50代でシェアハウスへの入居を検討している方もいると思います。最近は30代でもシェアハウスに住んでいる方が3割もいて、もはや「シェアハウス = 20代の若者」ではなくなりました。
でもやっぱり40歳以上のでシェアハウスって色々と不安や疑問が浮かぶと思います。そこで40代・50代独身者のシェアハウス事情やおすすめの物件の選び方について解説したので、参考にしてもらえれば幸いです。
そもそも40代以上でシェアハウスって入居できるの?
そもそもシェアハウスって40歳以上でも入居できるのかしら?
大丈夫なのだ現役おじさんの僕が証明なのだ
けど、私も別のシェアハウスでは年齢を理由にお断りされましたよ。おばさんはいらないって…
普通の賃貸でも高齢になってくると審査落ちしてしまったり、問い合わせた時点で門前払いされるという話も少なくありません。
実はシェアハウスにも年齢制限があるケースも多いです。厳しいところだと35歳以上ぐらいから入居不可などの年齢制限があったりします。シェアハウスに年齢制限がある理由は、以下のような理由からです。
- 若い世代と楽しく生活を送ることが難しい
- 経済的な問題を抱えていることが多い
- 対人能力に問題がある人がいる
- すぐ退去されると儲からない
- シェアハウス運営会社にとって若い人の方が管理しやすい
様々な理由で40代以上のシェアハウスは楽しめません。
シェアハウス運営会社としては、すぐに退去してしまうのではないかと心配します。すぐに退去されてしまうと採算性が悪くなるので、リスク回避のためにも40代以上は入会をお断りすることがあります。
20代でも1〜2年で退去する人が多いのに理不尽なのだ
ただし、全てのシェアハウスが年齢制限を設けている訳ではないので、40代以降でも入居できる物件は見つかります。でもやっぱり、40代以降入居OKだととしても40代・50代でシェアハウスに入居を検討している方たちにとって一番の不安が、
アラフォーでシェアハウスって、やっぱり年齢的におかしいんじゃ?
といった世間体かもしれません。
「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」の統計データを見てみると、確かに40代・50代・60代でのシェアハウス入居率は合わせても全体の1.4%しか存在しないことになっています。
出典:「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」-国土交通省-
この国土交通省はどのシェアハウスからサンプリングを取得したのかは不明ですが、筆者の体感だと40代は5〜10%程度はいるような印象です。特に40代に関しては30代からシェアハウスに住んで40代に突入してしまったグループがいるはずなので、40・50・60代が1.5%というのは流石に少なすぎです。
シェアハウスによって違うし、割合はあまり気にしなくていいのだ
ただし、40代でシェアハウスに入居している方は「結婚できなかったっぽい人」「非正規雇用で経済力がなさそうな人」もいます。
会社員でも「いい年して独身の奴は何かおかしい」と言われることが多いですが、これはシェアハウスの入居審査でも同じことが言えます。特に現在の40代は就職氷河期世代であり、社会が悪い部分もある一方で、辛い経験をして、性格が歪んでしまっている人もいます。社会情勢が弱者男性を大量生産してしまいました。
実際、一人でお酒を飲んで、暴れるようなおじさんを見たのだ…
私も年下のハウスマネージャーを怒鳴っているおじさんを見たことがあります。
50代以降でシェアハウスに住んでいる人は存在するの?
50代以降でシェアハウスに住めるか検討している方もいるかと思いますが、こちらは40代とは違ってミドルではなくシニアにカテゴライズされ、20代との共同生活はさらにハードルが高くなります。
しかし、結論から言えば、50代以降でもシェアハウスには住めます。
たとえば単身赴任とかしている方などはシェアハウスに住んでいます。
あとは別居などを理由を理由に一時的にシェアハウスに住む女性の方もいます。
連帯保証人が不要なので、離婚などを理由に独身となった50代が気軽に入居できる住まいとして重宝されているので、特殊な状況でシェアハウスに入居してくる方が多いです。
ただし40代よりもさらに入居審査が厳しくなることや、惰性で30代からシェアハウスに住んで50代に突入してしまう人は少ないので、同世代はほとんどいないと考えた方がいいでしょう。
50代はシェアハウス内での楽しい交流は期待せずに「気軽に入居できる賃貸」として割り切って使った方が無難です。
無料で若い女子と交流できるのだ〜! みたいなおじさんは嫌われます。
ぼ、僕のことなのか?
若い人とのシェアハウスに抵抗があるなら格安賃貸の不動産エージェントも検討してみてください
40代・50代でシェアハウスに入居する際の注意点
40代・50代でシェアハウスに入居する際の注意点としては以下3点があります。
- シェアハウス内恋愛は諦める
- 交流は期待しない
- 愛想よくする
シェアハウス内恋愛は諦める
30代までであればシェアハウス内恋愛もありますが、40代となるとシェアハウス内恋愛は基本的に起こりません。
シェアハウスでは中年として扱われるので、恋愛に淡い期待を寄せて入居しても、気持ち悪いおじさん扱いされるだけなので、シェアハウス内で年下の彼女をゲットするのはあきらめましょう。
ちなみに女性でアラフォー以上で住んでいる方はすでに結婚願望がない方が多いです
30代は比較的婚活などでアクティブに活動している方もいますが、40代ともなれば、婚活などの行動をしている方は少なくなります。よって40代同士での恋愛もほとんど起こりません。
そのかわり、1人の私生活を楽しんでいる方も多いように思えます。
今日も一人晩酌パーティーなのだ!
交流は期待しない
シェアハウスで交流で楽しい共同生活を期待している方もいると思いますが、基本的に20代と40代・50代の交流は年齢を気にする日本社会では年下世代が気を使うので、期待しないほうがいいでしょう。
人数の少ないシェアハウスだと、かたくなに自分が共有スペースに入ると逃げられることもあります。年上の存在というのはいつの時代も基本的に煙たがられます。
年下から話しかけられたり、イベントに招待された場合のみ参加するなどの受身的な交流が中心となると思います。
おじさんの中には若い女の子にしか話しかけない人がいます。これは全ての世代の男性に言えることですが、同性には話しかけずに、異性としか話さないシェアハウス住民が一定数います。
「野郎の友だちなんて要らないんや!」って態度は若い世代であれば、構いません。ですが、年の離れた男性がそれでは悪目立ちしています。他の住人からも「ロリコンおじさん」のような変なあだ名をつけられてしまいます。
一緒に住んでいて接触回数が多いと、年が離れていても本能的に淡い恋心が芽生えるのが男性の性(サガ)です。でも、一回り以上年下の女子に対して変な行動を起こされても相手が困ります。こういった恋愛トラブルを避けるためにも、年齢制限があるのかもしれません。
愛想よくする
40代・50代でシェアハウスに入居を検討している方は愛想よく振る舞うことを心がけましょう。
基本的に年齢関係なく愛想よく振る舞うべきですが、40代・50代でシェアハウスに入居している方(特に男性)は性格が偏屈に見える方が多く、あまり楽しそうに見えない人が目立ちます。
考えられる理由としては以下のようなことが挙げられます。
- 収入が不安定だから
- 非正規雇用だから
- 結婚相手が見つからないから
- 人間性に問題がある
- 年下の陽キャラやガキっぽい行動がうっとうしい
40代以降でも女性の方は几帳面で、共有スペースとかもキレイにしてくれる面倒見の良いような方もいます。社交性も高く、他の住民にしたわれたり敬われたりしている女性が多いです。
しかし、男性の場合は社交性がない方が多く感じが悪くみえがちです。
たとえば勝手に人が使っている共有キッチン用品を持っていったり、オートロックを解除したら後から来て勝手に入っていってしまったりなど、ちょっとしたことで声がかけられません。また自分の要望に関しては初対面でも上から目線でタメ口で要求したりします。年下でも親しくないなら丁寧語が社会人としてのマナーです。
普段から、しかめっ面で、無言で共有品 を移動させたりするので、感じが悪く見えてしまうおじさんが目立ちます。他の住民や管理人さんとも口論しているのはおじさん率高めです。
もちろん、実際に話してみたら、「本当はすごく感じのいい人だった」みたいなケースもあると思うのですが、40代以降で積極的に年下世代と交流しようとしている男性が少ないのと、住民側も特に興味がなく知ろうとしないので、良いイメージが少ない傾向があります。
しかし、もちろんシェアハウスの中年男性全てがダメな訳でなく、年下世代からも尊敬される人生の先輩もいます。
たとえば、プロギャンブラーとして有名なのぶきさんなども、合理的な選択をしてシェアハウス(オークハウス)に住んでいる40代男性です。経歴だけでなく人間性にも魅力もありますし、のぶきさんに憧れる方も多く、若い世代の相談などにも乗っているようです。
他にも海外移住していて一時的に日本に帰国しているような人生の先輩もいて、そういった方はシェアハウスの住人からも頼もしい兄貴分的な存在で人気者になるケースがあります。
また1人コンサルティング会社を経営している方などは行動力を活かしてシェアハウス内でもイベントを積極的に主催したりなど、20代の多いシェアハウスでも中心メンバーの1人となることがあります。
40代・50代で若い世代と交流のあるシェアハウス生活を送りたい場合には尖った経歴や高いコミュニケーション能力があれば可能かもしれません。
他にも頼もしい兄貴分とまではいかないまでも、以下のような行動をとれる40代・50代はシェアハウス内でも慕(した)われている傾向があります。
- 20代の考え方が子供に見えても上から目線での発言をせず謙虚に振る舞う
- あいさつを自分からする
- 食器の整頓などを率先して行う
- エネルギーに満ち溢れ覇気がある
40代・50代のシェアハウスの選び方
最後に40代・50代が選ぶべきシェアハウスについて解説しておきたいと思います。40代・50代が選ぶべきシェアハウスとしては以下の点を意識して選ぶのがオススメです。
- 大型シェアハウス
- 年齢制限を書いてないシェアハウス
- 掃除当番がない
- 40代以上の大人限定のシェアハウスを選ぶ
- 共有スペースのみシェアするシェアドアパートメントを検討する
ソーシャルアパートメントのような大型シェアハウスを選ぶ
まず一番オススメなのが部屋数30室以上の大型シェアハウスです。
大型シェアハウスは人間関係が希薄なので、20代の人と無理にコミュニケーションを取る必要がありません。清掃業者が入るので、掃除当番もありませんし、住民同士での話し合いなどが開催されたりもしません。
単純に気軽に入居できるワンルームマンションとして利用したいのであれば、大型シェアハウスがおすすめです。
その中でも特に40代・50代など年齢が高めで、経済的にも少しゆとりがある世代であれば、ソーシャルアパートメントのような少し価格帯が高いシェアハウスブランドを選ぶと若い世代でも民度が高いので、快適に過ごせます。
年齢制限を書いてないシェアハウスにする
まずWebサイト上に年齢制限を記載していないシェアハウスを選ぶようにしましょう。年齢制限を記載してあると、それ以下の人しかいないため肩身が狭くなります。
どうしても入居したい物件がり直談判とかして入居している方もいます。しかし直談判してまで入居するのは非推奨です。仮に入居できたとしても年下ばかりになります。一人だけ年上が入居していると悪目立ちしてしまいます。
40代以降限定のシェアハウスを選ぶ
シェアハウスの中には40代・50代のシニア層をターゲットとしたシェアハウスもあります。その場合には20代・30代は入居できません。熟年離婚などで再び独身などになった方向けのシェアハウスです。
よって大人な空間が約束されていますし、年下から失礼な態度を取られて気分を悪くしたり、マナーの悪さにストレスを感じる心配性がありません。
ただし一軒家などをリノーベーションした小型のシェアハウスなので、他の住民の生活習慣や性格が合わないということもゼロではありませんし、多少濃い人間関係を形成する必要性があります。
掃除当番がない
40代がシェアハウスに入居するのであれば清掃業者が入り、掃除当番がないシェアハウスにしましょう。自分より一回り以上下の世代と掃除当番はキツいと感じやすいです。
共有スペースのみシェアするシェアドアパートメントを検討する
厳密にいえば、シェアハウスではありませんが、シェアドアパートメントという住居が存在します。
シェアハウスとの違いは共有スペースが小さく、リビングでパーティーなどを開催できません。だから他の人と交流したい方にとっては、物足りないのですが、逆に40代〜50代の方からは、東京に格安で住めるということで単身赴任などのビジネス目的での長期滞在などでも使いやすいと評判がいいです。
まだ一部のシェアハウス運営会社しか取り扱っていませんが、今後シェアドアパートメントは格安でオシャレな物件に年齢関係なく住みやすいということで、人気が出てくることが予想されます。
お金なくてもドミトリーは絶対ダメです。ドミトリーは不特定多数の人が入居します。他の住民は寝床を共にする人を選ぶことができません。
40代・50代のシェアハウス まとめ
まとめなのだ
- 40代・50代でもシェアハウスに住める
- 40代のシェアハウス割合は体感的には住民全体の5〜10%程度
- 賃貸よりも審査が簡単なので一時的な住まいとして人気がある
- 若い世代と同等の楽しい共同生活は期待できない
- 態度が悪い40代・50代の男性が多いので注意する
- 大型シェアハウスがオススメ
40代以上でもシェアハウスに住むのは決しておかしくはありません。特にシェアハウスは賃貸契約よりも審査が甘いので、単身赴任や離婚など様々なケースでシニア世代がシェアハウスを利用しています。
イベントなどを一緒に楽しむ機会は少ないかもしれませんが、部屋数30室以上の大型シェアハウスなら人間関係も希薄で40代以降でも過ごしやすいのでぜひ検討してみてください。
シェアプレイスなら40代・50代のミドル・シニア世代が住みやすい物件を数多く運営しているので、オススメです。